15-1.形容詞節を導く関係代名詞
■主格用法所有格用法
(形容詞節の中で所有格の役割をすべきものが先行詞になった場合)
■例を挙げてみよう。
例1) | 私は | 耳が白い犬を | 飼っている。 |
S | O(直) | V(完他) |
この文章は述語が完全他動詞なので S+V(完他)+O(直) の文型で表せる。
では、この文章の O(直) の内容を見てみよう。
ここには「耳が 白い」という主語・述語関係を含んでいる。そして、これが「犬」という名詞を修飾する形容詞節になっている。
まず、先行詞「犬」に」注目してみると、「先行詞(犬)の耳が白い。」といえる。
つまり、これは形容詞節の中で所有格の役割をすべき「犬」が、先行詞として飛び出してしまったものである。したがって、所有格に関係ある代名詞(⇒所有格用法)whose を使って形容詞節を導けば良い。
だから、
耳が白い | 犬 | ⇒⇒ | a dog | whose | ears are white | ||
したがって、
I | have | a dog whose ears are white. | となる。 |
S | V(完他) | O(直) |
勿論、形容詞節が名詞を修飾する場合、英語では後ろから前の名詞を修飾する形をとる。
例2) | 髪が長い少女が | ジュディです。 |
S | 述⇒(名詞+助動詞)⇒P |
この文章は述語が動詞ではないので、be動詞を使い S+V(be)+P の文型で表せる。
では、この文章の S の内容を見てみよう。
ここには「髪が 長い」という主語・述語関係を含んでいる。そして、これが「少女」という名詞を修飾する形容詞節になっている。
まず、先行詞「少女」に注目してみると、「先行詞(少女)の髪が長い。」といえる。つまり、これは形容詞節の中で所有格の役割をすべき「少女」が、先行詞 として飛び出してしまったものである。したがって、所有格に関係ある代名詞(⇒所有格用法)whose を使って形容詞節を導けば良い。
だから、
髪が長い | 少女 | ⇒⇒ | the girl | whose | hair is long | ||
したがって、
The girl whose hair is long | is | Judy. | となる。 |
S | V(be) | C |
勿論、形容詞節が名詞を修飾する場合、英語では後ろから前の名詞を修飾する形をとる。