11-1.現在分詞の副詞的用法

やはり、これも動詞を副詞化し、副詞句を作る手段の一つである。

 

この用法は進行の意味を持つ動詞が 付加語 になる時に使う。

■例を挙げてみよう

例) 彼女は 微笑みながら ここへ 来た。

S V(完自)

この文章は述語が完全自動詞なので S+V(完自) の文型で表せる。
では、この文章の 付 の内容を見てみよう。
ここには「微笑みながら」と「ここへ」という 付加語 がある。
「ここへ」はいいとして、この「微笑みながら」であるが、これは進行の意味を持つ動詞の連用形であり「来た」という述語動詞を修飾している。
この場合も「微笑みながら」に対する主語は無く、主語・述語関係は成り立っていない。
だから、現在分詞の副詞的用法を使って表せば良い。

 

したがって、

 

She came here smiling. となる。
S V(完自)