2-2.動詞

動作・存在を表すものが動詞である。
例)走る 見える 勉強する 書く 名付ける

■動詞の特徴

①主に単独で述語になる。

例)私は一生懸命英語を勉強する

 

②言い切りの形の最後の音は「ウ段」の音になる。

例) 話すゥ 食べるゥ 泳ぐゥ
  
③活用がある。

例)

語例 語幹 未然 連用 終止 連体 仮定 命令
話す さ・そ
起きる きる きる きれ きよ・きろ
食べる べる べる べれ べよ・べろ
後に続くことば ナイ・ヨウ・ウ マス・タ・テ トキ・コト 命令ノ言イ切リ

このように活用できる語が動詞である。

簡単にいうと「ナイ、マス、。、トキ、バ、ロ、ヨ」をつけて言った時、おかしくなければ動詞と判断して良い。

■動詞の種類

動詞は大きく分けて自動詞他動詞の2つに分けられる。
 
自動詞とは 文章構成上「・・を」という語を必要としない動詞を指す
例)鳥が飛ぶ。 文章中「・・を」は無くしても文意成立
 
他動詞とは 文章構成上「・・を」という語を必要とする動詞を指す
例)私はその本を買う。 文章中「・・を」が無いと文意成立せず。
「私は買う。」では「何を」買うのかわからない。⇒「・・を」が無いと文章として成立しない。 
 
次に、さらに詳しく自動詞と他動詞について例を挙げ分類してみよう。

 

動詞の分類(述語動詞としての)

自動詞 完全自動詞

主語とそれだけで文の内容がわかる完全な自動詞

例)私は行く。 私は速く泳ぐ

     
  不完全動詞

主語とそれだけでは文の内容がわからない不完全な動

 

例)私は医者になる

「私はなる。」だけでは文意は成立せず。

どのようにが必要!

 

例)先生は若く見える

「先生はみえる。」だけでは文意は成立せず。

どのようにが必要!

   

 

他動詞 完全他動詞

主語と「・・を」とそれだけで文の内容がわかる完全な他動詞

 

例)私はその小説を読む。 彼は英語で話す

     
  不完全他動詞

主語と「・・を」とそれだけでは文の内容がわからない 不完全な他動詞

 

例)私はその猫をボケと名付ける

「私はその猫を名付ける。」だけでは文意成立せず。

どのようにが必要!

 

例)彼は息子を医者にする

「彼は息子をする。」だけでは文意成立せず。

どのようにが必要!